カレーは、1人前ずつ作るものではないので、どうしても多くなってしまいます。
そのままにしておくと菌が繁殖して、すぐにダメになってしまうので、通常冷蔵保存が望ましいです。
ただ、冷蔵保存をしていたからといって、いつまでも状態が良いままというわけにもいきません。
そこで、保存期限はどれくらいなのか、夏場の保存期限や熱いまま冷蔵庫に入れるとどうなるのか、解説していきます!
冷蔵庫への保存期限はどれくらい?鍋のまま?容器に移す?
カレーを常温保存してはいけないというのは、なんとなくわかるかもしれませんが、冷蔵庫に入れたとして保存期限はどれくらないのか、ほぞんの方法は鍋のままでいいのか?など色々疑問があると思います。
まず、冷蔵庫での保存期限は大体3日が限界です。
もともと菌が繁殖しやすい食品としてカレーは有名なので、いくら冷蔵庫で保存していたとしてもあまり持つとはいえません。
また、保存方法として、鍋のままではなくタッパーやジップ付きの袋など平たくできるような容器に入れて保存してください。
なぜ、鍋のままでは良くないのかというと、保存期限が短くなるというわけではなく、冷蔵庫にカレーの匂いが付いてしまうのを避けるためです。
もし、食べ終わるまでに3日程度かかってしまいそうであれば、最も傷みやすいジャガイモは取り除いてください。
夏場の日持ちはどれくらい?冷蔵庫保存でも違うもの?
カレーは、夏場でも冬場でも常温で置いておくのは6時間から1日が限界と考えられています。
特に夏場は、温度や湿度によっては6時間すら置けないこともあります。
そのため、夏場は常温保存は絶対にしないようにしましょう。
冷蔵保存の場合は、しっかりと冷やしてから容器に移して冷蔵庫に保存します。
しっかり冷やす、というのは自然に冷めるのを待つというわけではなく、桶などに氷を入れた水を張り、その中に鍋を入れて冷やしてください。
保存用の容器に移してから冷やしても問題はありません。
カレーは出来た時は、表面だけ冷めたように見えても中は熱くて菌が繁殖してしまうことがあります。
そのため、なるべく早く冷ますことが大事だと言えます。
夏場の冷蔵庫の保存期限も大体3日が限界です。
できればそれよりも早く食べきったほうが望ましい。
カレーを熱いまま冷蔵庫保存すると良くないの?入れ忘れた時って?
どうして、カレーを熱いまま冷蔵庫保存すると良くないのか、というとカレーやシチューのような煮込み料理には、ウエルシュ菌というものが繁殖しやすいからです。
ウエルシュ菌は、100℃の中で何時間でも生きていることができるので、熱いまま冷蔵庫保存すると逆に菌の繁殖を早くします。
さらに、熱気のせいで冷蔵庫内が熱くなり、他の食材が悪くなるなどの弊害が生じるため、熱いままの冷蔵庫保存は絶対にしてはいけません。
もし、カレーを入れ忘れてしまった場合は、夏場だともったいないですが体調が悪くなっては意味がないので、破棄した方が無難です。
冬場の場合だと、良くかき混ぜながら良く加熱してください。
ほんのり温かくなったくらいではウエルシュ菌が増えるだけなので、ポイントとしてはしっかりと温めるということです。
熱に強いウエルシュ菌なので、意味ないのでは?と思うかもしれません。
確かに芽胞のウエルシュ菌は熱で死滅しませんが、増殖した分のウエルシュ菌と芽胞の際に作られる毒素は消すことができます。
なので、きちんと沸騰させながら、良くかき混ぜて加熱してください。
その後に、早急に冷やして容器に移して冷蔵庫保存するか、食べ切れるのであれば食べてしまいましょう。
まとめ
カレーは、もともと煮込む時にしっかりと火を通しているので、1日くらい常温でもいいのでは?と思うかもしれません。
冬場であれば取り返しがつきますが、夏場だとどうしても大丈夫だとは言い切れません。
そのため、手間かもしれませんが、きちんと手順を踏まえて冷蔵庫に保存するようにしてください。
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