夏が近づいてくると食欲がなくなったり、夏バテしたりしやすくなりますよね。
そんな時にナスやトマトの入った、夏野菜で作るカレーはぴったりの料理です。
夏野菜カレーは栄養満点で、タンパク質や炭水化物のほか野菜を沢山とることができ、カレーのスパイスで食欲も増進しますし、一皿で栄養豊富。
ですがカレーに入れようとした時、
・どれくらいの大きさに切ればいいの?
・すぐ変色したけど下処理はどうしたらいいの?
・どのタイミングで鍋に入れたらいいの?
と迷った経験のある人もいるかもしれません。
そんな人に、今回はカレーにナスを入れる際のポイントを解説していきます。
この記事を読めば、美味しいナス入りカレーを作れるようになるはずです。
カレーにナスを入れるタイミングは?いつ入れる?
カレーにナスを入れるタイミングは、ほぼ仕上げの段階で、カレールーを入れるのと同時くらいです。
玉ねぎなどの野菜と一緒に、最初にいれてはだめなのか?と思った人もいるでしょう。
なぜ仕上げの段階かというと、ナスはとても火が通りやすい食材なのでジャガイモや人参のように最初から煮込んでしまうと、トロトロに煮崩れしてしまいます。
それと、カレーとひとくくりにいっても通常のとろみのある「煮込み系のカレー」や汁気の少ないキーマカレーなどの「炒める系のカレー」など色々ありますが、ナスを入れるタイミングはおおよそ同じく最後に加えます。
■煮込み系カレー
ほぼ他の具材に火が入って、カレールーを入れる直前にナスを加えて軽く煮込み完成。
■炒める系のカレー(キーマカレーなど)
ナス以外の具材を先に炒めて、火が入ったころにナスを加える。カレールーなどで味をととのえて完成。
このように、ナスを入れるタイミングは「カレールーを入れる段階」と思っていて良いでしょう。
カレーのナスは炒めるor炒めないどっち?
カレーにナスを入れる際には、油で炒めてから加えた方がよいです。
ナスの栄養成分は水分がほとんどなので、炒めずに生のまま入れるとナスから水が出て、ベショっとしてしまいます。
またナスは油との相性がとても良く、炒めると風味が増し、切り口に油がつくことで栄養成分が流れでるのを防ぐコーティングの役割もあります、
さらに見た目の部分でも、「ナスニン」というポリフェノールが流れ出ないので色鮮やかに仕上がります
ですので、事前に炒めてからカレーに入れましょう。
カレーに入れるナスの切り方と下処理
煮込み系カレーに入れるナスの切り方は「3センチくらいの輪切り」もしくは「大き目の乱切り」がおすすめです。
炒める系のカレーに入れる場合は、他の具材と同じぐらいの大きさで良いでしょう。
下処理としては特に必要がなく、ナスの皮は剥かずに切ることをおすすめします。
ナスの皮をむいたり、カットしたナスを水にさらしてアクを取ったりしたほうがいいんじゃないかと思うかもしれません。
一見キチンとした下処理で良さそうな印象をうけますが、これはナスにとってデメリットになってしまいます。
・空気に触れると酸化して変色する
・水にさらすことで、栄養成分も流れ出てしまう
・皮をむいて煮込むと崩れやすく、溶けてしまう
・食物繊維やポリフェノールが一番多く含まれた、皮の栄養を捨ててしまう
このようなことから、ナスは皮ごと大き目にカットしてすぐに調理します。
まとめ
カレーにナスを入れる時のポイントは
・切るサイズは、煮崩れを考慮して大き目に切る
・切ったら時間を置かず、サッと炒める
・強火で軽く炒めたら取り出しておいて、最後の仕上げの段階で鍋に戻す
というような手順になります。
また、スープカレーなどでは、大きめの長いままのナスが入っていることもあります。
今回紹介した方法のほか、レストランなどのように軽く焼き目のついた輪切りのナスや、素揚げをした状態で「トッピング」として添える方法もあります。
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